四国アイランドリーグ注目選手リスト
投手編
アイランドリーグ
| 氏名 | 身長・体重 | コメント | 将来性 |
| 又吉 克樹 （西原−環太平洋大‐ 香川オリーブガイナース） 中日 |
１８０・７４ 右・右 １年目 |
大学時代から気になっていましたが、アイランドでもＴＶ中継の日には投げなかったようで、結局短いイニングの動画しか見れませんでしたが、初めて見た感想を。 プレートの１塁側を踏んで、ランナー無しでもセットから、膝を内に引き上げて止まり加減に溜めて、ショート方向に足を伸ばして、軸足のクッションを利用して、インステップして、サイドスローよりも上から投げ込んでくる。 左腕を低い位置で使って、引き込みは早い。 捻転差は維持しようとしているものの、着地は早い。 テイクバック大きいので、着地が早いことも相まって上体も必要以上に遅れて開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきますが、肘から先を立てては使えないようです。 フィニッシュでは、インステップによって腰が詰まって、首を振って、グラブは後ろに流れて、体勢を崩すケースも見られました。 この投法では、グラブの抱え込みは必須です。 クイックは９月の動画ではランナーを出さなかったので不明なのですが、４月の動画ではしてきましたが気になります（後述）。 球種的には、１４２`を計測したストレートと、２種類の曲りの大きなスライダーのみ確認。 ストレートはこの投法特有の粘りのある球質でしたが、元巨人と阪神のエースだった故小林氏とはフォームは違いますが、ストレートの球質は酷似していましたが、プロでもこのストレートは通用すると思います。 スライダーも良いのですが、曲りが大きく曲がるタイミングも早いので、打者に見極められやすいとは思います。 他の変化球は投げませんでしたが、元々シンカーは持っていたようで、７月以降にチェンジアップと、フォークを習得したらしいですが、精度は不明です。 コントロールは纏めては来ましたが、甘いのも散見されました。 で、上記に気になると書いたクイックなのですが、この投手の良さである溜めてからゆったりと推進する下半身の動きがクイックだとできなくなるので、ストレートの球質は劣化するのではないか？と。 ★纏め まあ、４月と９月では別人のように伸びていましたが、確かに良い投手になったと思います。 活躍できるかどうかは、上記に記載したクイックと、後はスライダー以外の変化球の精度次第と思いますね。 後は、大学時代には親には野球はやっていないと嘘をついて続けていたようですが、大学でサイドスローの投げ方の基本を教わったようですし、アイランドでは別人のように短期間で伸びて、２位指名と言う凄い順位での指名となった訳で、この投手は正しい努力が出来るのでしょうし、運があるのでしょうね。 という事で、どうなるかは上記の条件次第ですが、日々進化して絶対的な運を生かして活躍して欲しいですね。 （２０１４年２月１日掲示板にて寸評） |
？ |
BCリーグ
| 氏名 | 身長・体重 | コメント | 将来性 |
| 柴田 健斗 （中京大中京−中京大− エディオン愛工大ＯＢ− 信濃グランセローズ） オリックス |
１７５・８２ 右・右 ２４歳 |
広島のテストに合格した際には指名対象外だったようですが、その後結構名前が出てましたのでエディオン名電時代に見に行ったのですが、ＢＣリーグでは生では見れなかったですが動画は見ましたので、エディオン時代と合わせて最終寸評を。 ランナー無しでもセットから、膝を内に引き上げて、ショート方向を軽く蹴るようにして足を伸ばして、軸足のクッションを利用して、スリークウォーターよりも少し下から投げ込んでくる。 この腕の位置はストレートの際に少し上がったりもするケースが見られたので、まだ腕の位置が定まっていないのかもしれません。 左腕の使い方は悪くはないものの、引き込みは早い。 捻転差は維持しようとしているものの、着地は早い。 テイクバック小さいものの、着地が早いので上体も必要以上に遅れて開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきますし、肘から先をまあまあ立てて使えるタイプです。 フィニッシュでは、首を振って、グラブの抱え込みは甘く、体勢を崩すケースも見られました。 牽制を入れるも、クイックは微妙です（エイデン時代）。 クイックに関しては、ＢＣでは走者を出して打者には投げずに牽制で刺してしまった動画しかなかったので分からないですので、上手になったのかどうかは不明です。 球種的には、MAX１４７`を計測したストレートと、縦スラと、チェンジアップと、カーブは確認。 球威はかなりの代物でしたし、変化球も良くなったと思いますし、ＢＣで新たにカーブを覚えたようです。 コントロールに関しては、エイデン時代にはランナーを出すと慌ててしまいヒット→死球→エラー→押し出しと最悪でしたが、ＢＣに行ってからコントロールの精度は格段に上がりましたが、ランナーを置いてのピッチングがどう進化したのかは不明です。 ★纏め 大学に入ってから投手に転向したようですが、良く伸びたとは思います。 ただ、これだけの球威があるのに７位指名ですので、多分クイックを含めてランナーを出してからのピッチングにはまだ難があるのかな？と想像します。 という事で、上記の課題をクリアできれば活躍できるでしょうが、即戦力では無いと思います。 後は本人の意識の問題と育成力に掛かっていますので、折角指名されたのですから死ぬ気で頑張って生き残って欲しいですね。 （２０１４年２月２日掲示板にて寸評） |
？ |
野手編
アイランドリーグ
| 氏名 | 身長・体重 | コメント | 将来性 |
| 東 弘明 （八日市南− 徳島インディゴソックス） オリックス育成 |
ショート １８０・７４ 右・右 ４年目 |
何年か前に指名されるとかでＴＶ中継の録画で見た記憶がありましたが、その際にはピンと来なかったので何も書きませんでしたが昨年やっと指名されましたので最終寸評を。 気持ち開いて、グリップを顎の高さに体に近くセットし、ヘッドを動かしながら、投手が腰を落とし始めた所から膝を引き上げて回しこんで気持ちアウトステップして踏み込むスタイル。 グリップを上げてから下げるヒッチ打者ですが、内への移動は許容範囲内です。 ただ、肘の畳み方は甘いようで、インサイドの変化球にやや詰まったレフトフライでは・・・・・ 打ちに行く際に、腰の開くタイミングは早いものの、膝は開かず、踏み込んだ足での踏ん張りは足りないケースも見られました。 外の縦スラは、膝をあまり使えずに引っかけてしまいます。 ただ甘い真ん中付近の縦スラには膝を使ってライトにミートはしてくるケースも１打席ありました。 外のストレートはライトにミートできるケースも。 頭の高さは変わるので、ミスショットが多いです。 振り切っては来ますが、スイング的には弱いですね。 また送りバントも上手ではないようです・・・・・ 足は遅くはないですが、売りに出来るのかどうか塁に出ないので分からず（昨年は７８試合で１０個の盗塁ですので売りには出来ないような感じです）。 守備が良いのが指名の決め手との事ですが、正面の打球は前に出て捕球せずに待って捕球するタイプで、更にステップを踏んで（待って捕球するのでその時点で際どいのに、素早く踏むならまだ良いですがそうではない）送球するので、肩は良いのですが、毎回判定が際どくなるのはどうなんでしょう？ また、流石に弱い正面の当たりには前へ出てきますが、一歩目が遅くぽっろっとしたりも見られたのは？ 身体能力は高そうですが、正直プロではこの守備では難しいのでは？と思いましたが・・・・・・ ★纏め うーん、大丈夫なのかな？というのが正直な感想です。 高卒４年目とは言え一般的には大卒と同じ年齢ですのでそれ程若い訳でもなく、育成枠とは言えオリックスは何年待つ猶予があるのでしょうかねえ？ という事で、全てに一から教え込まなければならないですので時間は掛かるでしょうが、育成とは言え折角指名されたのですから、身体能力を生かして死ぬ気で何か絶対的な売りを作って細々とでも生き残って欲しいものです。 （２０１４年２月３日掲示板にて寸評） |
？ |